補完代替療法

組織診の結果を待つ間、胸のMRIを別の日に撮ることになった。
MRIは造影剤を使用するため、針を手に刺し、造影剤を身体に入れて胸の部位だけ撮影した。
時間はおよそ30分。
左胸だけを撮影した。転移とかって調べないのかなー?
なんてちょっと思いながらこの日も検査だけで終了。
次は診察か…。この間の組織診の結果を聞かなくちゃ。
この待ってる二週間の間に、補完代替療法ってのを調べた。そして、私も何もしないでいるよりいいと思い、試してみることにした。
私がやるのは、規則正しい生活。ファスティングで人参リンゴジュースを作って飲む。ジムに通う。岩盤浴に入る。朝は白湯500mlをゆっくり飲む。

【タイムスケジュール】
6時 白湯500ml、サプリメント
9時 人参リンゴジュース
10時 ジムで軽く筋トレ+歩く
11時 岩盤浴
13時 人参リンゴジュース
16時 人参リンゴジュース
19時 夕食(腹7分目くらい)
21時 寝かしつけ&寝る

これをやることによって新陳代謝を上げて基礎体温を上げる。ファスティングの人参リンゴジュースと岩盤浴で身体の溜まっている活性酸素や食物添加物など不要なもののデトックス

仕事は育休明けで4月から働く予定だったが、病欠でまずは1カ月休むことにした。コロナが流行ってきてて自粛が必要なので、岩盤浴とジムは無理だから、代わりに家でお風呂に浸かるのと筋トレは家か…。
とりあえず、毎日検温と体重測定して痩せ過ぎにも注意。体力を落とさないようにしていく。

組織診

診察日、30分前に受け付けを済ませ、待っている。大きな病院は1~2時間待つのは当たり前。
その日も二時間待ち。
呼ばれて入っていくと先生が『どんな風に前の先生のところで聞いてきたかな?』と。
『細胞診の結果悪性だったので、大きな病院に紹介するから調べてもらって下さい。乳ガンと聞いてます。』と私が答えると、マンモグラフィーと超音波検査の結果を見せながら説明してくれた。
『画像上、悪性の所見で相違ない。
昔なら、これで乳ガンの診断が下りてた。今の時代はもう1つ組織診という検査をしてそれらをみて診断する。』というような内容の説明であった。

その場で組織診をしてもらうことになった。組織診は細胞診より太い針をしこりに刺して、取った組織を調べる。これにより、乳ガン治療に大事なサブタイプも診れる(正確には手術して切り取ったしこりを診ないと判らないため、手術後にサブタイプが違うということもあるらしい)

その場で上を脱ぎ、仰向けになって部分麻酔をするための注射をされる。そのあと太い針を刺してきた。私はドレープ(滅菌の紙)で顔まで隠されたので針は見えない。しかし、麻酔してもらっても刺されてる感覚は分かる。最後に『バシッ』と大きな音が鳴り、細胞を取っていった。正直、細胞診よりは痛かった。
それをもう一回…。計二回やってもらって止血を15分ほど医師がやってくれて終わった。

ここの病院では遺伝子検査の採血は準備を進めてるところで運用されてないということで、子供がいる私は遺伝子検査も希望あることを伝えて終わった。

しこりの針あとにしっかりテープをはってもらい、痛み止めと化膿止め(抗生剤)を処方してもらって帰ってきました。

やはり悪性か…。

マンモグラフィー

この間、紹介された病院で超音波検査とマンモグラフィーの検査を受けてきました。
超音波エコー検査は胸のしこり中心に左右丁寧に診てくれました。
マンモグラフィーは初体験だったのでちょっと緊張した。
部屋に入ったら検査着に着替えてメガネや金属類を取って入ると、検査技士さんが胸の位置に合わせて機械を調整。そのまま縦と横2回ずつ左右の胸を撮影する。これが撮影のおわるまで数分間、胸を挟むので結構強く挟まれて…
私は断乳して1ヶ月経ったけど、挟まれている間ずっとおっぱいが出てたので落ちる場所にゴミ箱を置いてもらっていました。恥ずかしい(笑)

超音波エコー検査もマンモグラフィーの検査も女性の検査技士さんだったのでありがたかった。

検査結果は2日後の診察で…ということで検査してその日は帰ってきました。

乳ガンと宣告されて

先日乳ガンと診断されました。

悪性と言われた日、夫が帰り道、近くの小高い丘にあるお寺に連れてってくれてそこからの景色を見ていた。家がちっちゃい。
地球は広い。私は小さい。今まで自分を大事にして来なかったしっぺ返しがきた。

そんな風に思いました。

そのあと本を何冊か買い、調べていくと、
乳ガン確定にはもう少し精査が必要みたい。

さかのぼること2月、私は授乳中にしこりにきがついた。次の日、乳腺を診てくれるクリニックへ行ってエコーを診てもらった。やっぱりしこり。二年前の乳ガン検診では何もなかったのに…。
授乳中だからもしかしたら授乳が終われば消えるかも知れない、明日から断乳して1ヶ月後に来てくださいと言われた。それが2月のちょうどバレンタインデー。

3月中旬頃、やっぱりしこり。ただ、しこりの80~90%は良性である。私のしこりはクルクルよく動いたから、良性の可能性が高いけど、残り10~20%は悪性もあるから針刺して調べることになった。
その日のうちに細胞診という小さな針をしこりに刺して検体を診てもらう検査を受けた。結果は二週間後。

でも10日ほどで電話がきた。院長がお話あるので、すぐに来てください。と。えっ?悪性?嘘でしょう。やだーーー

とりあえず夫に連絡して話聞いてくると言ったら夫も半日休みをもらって付いてきてくれた。

そこで言われたのが細胞診の結果は悪性。クラスⅤ。これは病期のステージとは違う。
細胞診はクラスⅠが良性、クラスⅡはほぼ良性。クラスⅢが良性か悪性がはっきりしない。Ⅰ~Ⅴまであり、つまりⅤは悪性。との説明だった。

私は割と冷静だった。なんかの間違いじゃないかな。って。

その帰り道、お寺に寄った。

そのあとすぐに大きな病院を紹介された。今度はマンモグラフィともう一度エコー検査。そして別の日に診察。
大きい病院は一緒の日に診察と検査はやってくれない。混んでるからって。
生きた心地がしなかった。